自宅のブレーカーが落ちてしまった時の対処法

電気屋さんの現場報告

この記事では自宅のブレーカーが突然落ちてしまった時の応急処置をお伝えします!

漏電している箇所以外の復旧が簡単に出来ますので参考にしてください!

まずは、ブレーカー(家庭用分電盤)の位置を把握しておこう!

ご自宅には画像のようなブレーカー(家庭用分電盤)が設置されています。

階段下や廊下、キッチンのスペースなどに設置されているかと思います。

緊急時には、ここのブレーカーを操作する必要がありますので、事前に取付位置を確認しておきましょう!

また合わせて、ブレーカーが落ちた際は、真っ暗になりますので照明器具の用意。

高い所に取付されているときは踏み台も用意しておいて下さい!

ブレーカーが落ちてしまったら

では実際にブレーカーが落ちてしまった時の対処法をご説明します。

大きなブレーカーが落ちているときは

①のブレーカーが落ちて居る場合は自宅の電気は全て停電になっているはずです。

応急処置手順

手順1 落ちているブレーカーはスイッチが中立の位置になっています。ONになっているように見えてもよく見るとONの位置より少し下がっているはずです。そしたら、完全にOFFの位置まで下げておきましょう!

この時にブレーカーの脇に丸いボタンのような突起がありますので、「漏電」と書いてある突起が出ていないかも確認しましょう!(漏電の時は突起が飛び出します)

手順2 次に②の小さなブレーカーを全てOFFにして下さい!

手順3 OFFにしたら①のブレーカーをONにするとブレーカーが入ります。

手順4 あとは②のブレーカーを1つずつONにして下さい。少し時間を置いてONにすることがポイントです。

漏電している箇所のブレーカーがONになると①のブレーカーがまた落ちますので、そのブレーカーをOFFにしたままいじらないようにして下さい。

あとは手順1から操作を繰り返していただくと漏電している箇所以外のブレーカーがONに出来ます!

これで応急処置は完了です。(※手順通りに復旧できない場合はブレーカーの不具合なども考えられますのでそのときはその他の回路が漏電していた場合を参考に電気工事組合さんに相談して下さい)

豆知識

①のような大きいブレーカーは漏電によって落ちる場合が多いです。

なぜなら、①と②のブレーカー全てを漏電ブレーカーにするとコストが高くなってしまうためです。

①のメインのブレーカーで自宅内の漏電を遮断(電気の使いすぎでも落ちることはありますが頻度は少ないです)

個別に電気を使いすぎた時は②の小さい方のブレーカーが落ちます。(冬場の暖房器具の使いすぎやポットを使った時などお心当たりがあるのではないでしょうか?)

漏電している箇所が分かったら

では、漏電している箇所が分かった後の対応についてご説明します。

漏電している回路名が○○コンセントだった時

回路名がコンセントだった場合は、該当するコンセントに差し込んでいる家電製品等が古くなっていないか?

水などで湿っていないか?

コード類が傷ついていないか?

確認してみて下さい。心当たりがあればコンセントから抜き取って使用しないようにしましょう!

抜き取りが終わったら、応急処置手順でOFFにしておいた②のブレーカーを入れても大丈夫です。

万が一、漏電ブレーカーが落ちてしまった時は別な原因がありますのでOFFにしたまま復旧して下さい。

その他の回路が漏電していた場合

コンセント以外の回路名だった場合は、皆さんで原因と取り除くのは難しいと思いますので

地域の電気工事組合さんにお問い合わせしてみてください!インターネットで検索すると各地域の問い合わせ先が確認できるかと思います。(○○電気工事業協同組合 ○○にはお住まいの地域を入力して下さい)

まとめ

突然ブレーカーが落ちてしまった時は焦ってしまうかと思いますが、皆さんのご自宅は基本的に漏電ブレーカーで守られています!

あせらずに対処していただくことで、より速い復旧が出来ると思います!

操作の途中で不安になったり、異変を感じた際には迷わず地域の電気工事組合さんに相談しましょう!

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