20代でうつ病…立ち直ったきっかけ 3選

雑記

今回は20代でうつ病になってしまった話をしたいと思います。

30代となり、それなりに仕事を続けられていますが、やはり過去を振り返ると今も悲しい気持ちになります。

20代の皆さんには同じ思いをして欲しくないので、うつ病になる前に私の経験を参考にしてください。

うつ病になってしまった経緯

インフラ関係の仕事をしていた私は、20代となり職場にもなれた頃でした。

きっかけとなったのは、東日本大震災のあった2011年からの激務でした。震災後は私の業務は一変し、インフラの復旧のため日夜業務を行っていました。

(この時は災害特別復興の業務だったため、時間外労働の制限なども解除されている状態でした)

朝から晩まで(夜は会社へ戻りそのまま床で就寝していました)働き、1ヶ月が経過した頃にようやく交代で休養を取ることになりました。自宅が無事な職員は自宅で休養し、次の業務に備えます。

この時はむしろやりがいを感じていました。自分にも出来ることがあるんだと。そして、1年が経過した頃により被害の大きかったエリアへ転勤となりました。

津波の被害が大きいエリアで、元の所属していた都市部エリアとは比較にならないほど復旧が遅れていました。

転勤直後に、とある現場の復旧作業者として配置されましたがこのエリアには元々の職員が少なかったため、少数での対応を強いられることとなります。

朝から、業務に参加し夜は予定した作業が終わるまででしたので日をまたぐこともしばしばありました。翌日は、また朝から業務開始、、、。そんな業務を数ヶ月続けていたある日。

帰宅後に一人暮らしのアパートで寝ていると、心臓を捕まれるような感覚。あぁ、、、死んだと思いました。夜間救急で診察をしてもらい結果は「胃潰瘍」

まともに動くことも出来ず、安静にする日々。診断によると「ストレス」とのことでした。今思えば、体が「無理をしている」ことを教えてくれていたのだと思います。

職場に復帰し、震災復興による時間外労働の制限が戻り、時間外労働は再び上限を設けられました。

しかし、ここで復興業務の量と、時間外労働の制限のギャップがあまりに大きすぎました。制限時間まで労働をしたとしても復旧作業がなくなるわけではありません。

現場では、「このままでは復興業務に支障が出るため応援が必要」と応援の要請をしていました。しかし、会社からは「応援は出せない、効率よく業務を遂行するように」と通達されました。

この瞬間に私の中で心が折れたのを感じました。そこから程なくして日常生活が送れなくなってしまい心療内科を受診することとなったのです。

うつ病から立ち直ったきっかけ 3選

自分にあった心療内科(心療内科の先生を)見つける

うつ病の診断結果が出てから、通院することとなったのですがここで問題が発生します。

最初に通院していたクリニックの先生は、相談をすると

「うーん、、、ERENさんよりも労働時間の長い人は沢山居ますからね」

「症状も軽いと思いますよ」

と、私の立場では何一つ考えてくれませんでした。

なんで心療内科やってんの?と思うくらいでした。そのため、通院する気力もなくなり途方にくれてしまいます。

そんな時に、親戚から別なクリニックを紹介されました。

不安がありながらも受診することに、、、。

すると、受付の事務員さんがにっこりと対応してくれました。

カウンセリングで看護師さんと対話しましたが、親戚のおばちゃん的な感じで初対面なのにうつ病になってしまった経緯を親身に聞いてくれました。

その後、先生の診察がありましたが先生も私の話に耳を傾けてくださり、「それは大変だったね今すぐ休養が必要ですので、ご要望があれば私から会社に連絡しますよ?」と言ってくださりました。

私は、休職をしてしまうと職場の方々へ迷惑をかけてしまった自責から、おそらく復帰出来ないだろうと思っていました。

そこで、診断結果を職場へ伝え、相談の結果、業務量を低減してもらうこととなり、治療を開始しました。

ここでのポイントは、信頼できる先生・クリニックに出会えるとうつ病であることを受け入れることができて、不調なときはいつでも先生に相談できるため、心が軽くなった事です。

生きるための「仕事」と割り切る

上司から、「仕事は生きるためにやっている」「だから、体や心を病んでまで頑張らなくて良い」と声をかけてもらいました。

20代の私は「仕事での業績」や「職場での自分の評価」ばかり気にしていました。

仕事の目的を忘れていたのです。

そう、「仕事のために生きている」状態になってしまっていたのです。

この意識は徐々にではありますが、自分の心と体に相談して無理をしない、頑張らないことが出来るようになりました。

今の職場以外にも働く選択肢を持つ

これについては例えば転職サイトに登録しても良いですし、ハローワークに通って求人情報を見ても良いと思います。

重要なのは、「この職場が全て」という意識を薄れさせること。

これについては本当に転職しなくても良いです。「つらかったら転職できる」という意識を持って置くことが大事です。

まとめ

立ち直ったきっかけから、仕事に対する価値観が変わり30代の今では、仕事とのほどよい距離感をとれるようになりました。

業務量の低減もなくなりましたが、それなりにこなせています笑

また同僚、特に後輩に関しては様子がおかしかった場合は、声をかけれるようになりました。

信頼できる相手に限ってですが、過去にうつ病になった事を打ち明け出来るだけ本人に寄り添えるようにしています。

やはり20代の皆さんは特に繊細で、職場に慣れるのにも必死で「頑張りすぎてしまう」事が多いと思います。でも体の不調や心の不調に耳を傾けて大事にしてあげてください。

大切なことは皆さんが幸せに明るく元気に過ごせることですよ!

また、私よりも年上の方も全く同じです。何歳からうつ病になったって不思議じゃないんです。

恥ずかしい事じゃありませんので、心療内科等に足を運んでみてください。

私もまだまだ、未熟ですが自分を大切にしていけるようこれからも過ごしていきます。

皆さんのこれからの人生が笑顔で溢れるよう祈っております。

どうか無理しないでくださいね。

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